ほろ酔い日記 14
「ママ、こんには~。この前の琉球レモンサワー旨かったんで、今日は同じ沖縄の泡盛にして。」
「ハイどうぞ!ところで、先週の新聞に出てたけど、子供の名前に光宙<ピカチュウ>や騎士<ナイト>や陽葵<ひまり>等が使えるようになったんだってね!」
「そうそう、これらの名前って、アニメや漫画によく出てくる名前だよね。時代は変わったなと思う今日この頃です。」
「人の名前の漢字を本来とは違う読み方をする、キラキラネームってやつね!」
「ママ、知ってました? 今の戸籍では名前にフリガナはないけど、行政手続きのデジタル化を進めるため、フリガナを把握する必要があるとして、戸籍法を一部改正するんだって。」
「知ってるわよ、海と書いてマリンと読ませる等、漢字と関連があれば認めるとかでしょう?最近の親は何を考えているんだ、規制した方がいいなんて声もあるけど、親が一生懸命考えた意味ある名前だったらいいんじゃないの。」
「ふ~ん、デジタル化の世の中なるってことは、こんなところにも影響してくるんだね。」
「親が節度をもって名前を決めるなら、私は賛成よ。ところで、行政手続きのデジタル化ってそもそも何?」
「わかりやすく言えば、書類や帳票など紙に依存した作業をデータ化して、煩雑な事務作業を減らすということです。そしてそのデータを行政が共有してサービスの向上につなげようということでしょうね。」
「政府は来年の通常国会に改正案を出して2024(令6)からスタートさせるそうですけど、すでに戸籍に載っている私たちの名前にはフリガナは振ってないけど、どうなるの?」
「そうだね、私たちは一定期間内に市区町村の窓口に行って、読み仮名を届け出ることを義務付けられるそうですよ。」
「ふ~ん、忙しくて届け出に行けない人はどうするのよ!」
「一定期間に届け出がない場合は、市区町村長が職権で読み仮名をつけることになるそうですよ。」
「あら、大変。変な読み仮名にされないよう必ず区役所の窓口に行かなくちゃね。」
「それが一番ですね。だけど、戸籍と住民票は連動しているので、市区町村長が職権で読み仮名をつけることになった場合は住民票の読み仮名と同じにすると思いますよ。いろんな事情で届け出に行けなくても大丈夫だと思いますよ。これは単なるオイラの予想だけど、、、、、。」