ほろ酔い日記 11
「ママ、こんちわ~、今日は天気がいいからビールにして!」
「はいよ、いつもの、室温の小瓶ビールね! ところでウクライナも大変だけど、中国の台湾侵攻がどうなるかも心配よね~。」
「うん、そうだね。その場合にアメリカがどう動くか、日本はどうすべきかについてよく言われるけど、その前に“日本が台湾を守るべきなのか”について、ちゃんと整理しておく必要があると思うよ。」
「ふ~ん。その前に台湾の歴史を教えて。どうして“日本が台湾を守るべき”なの?」
「台湾はポルトガルに発見され、その後オランダ、スペインの植民地となり、1684年(綱吉が生類憐みの令を出した頃)に清国に組み込まれました。そして日清戦争の結果、日本の領土になり太平洋戦争が終わるまで約50年間日本の植民地でした。台湾の人達は先の大戦でも日本人として日本のために命を懸けて戦ってくれたんですよ。」
「そうなの、台湾の歴史を初めて知りました。韓国がいまだに戦後賠償を叫び続けてるのに対して、台湾の人の多くはそれとは逆で、日本に好意的で、東日本大震災の時もどこの国よりも早く素晴らしい援助をしてくれたのよね。昔日本人が大切にしてきた”日本らしさ“を持ってる人達だと思うから、台湾の真の独立に応援したいわ。そういう意味でも台湾が第二のウクライナにならないよう応援しなくちゃね。」
「それに、台湾がもし中国のものになってしまったら、詳しくは知らないけど、第一列島戦とかいって、九州・尖閣諸島・沖縄・台湾からフィリピンあたりまで中国の範囲にされて大変なことになるんじゃありません? まずは、台湾との軍人の交換留学や合同演習などの交流を計画的に進めなきゃね。」
「おっ! ママ詳しいね。だから、日本は自分の国を守るためにも、まずは台湾を一日も早くTPPに加入させることと、軍事協力台湾が必要としている防衛装備の輸出援助を積極的に進めて、台湾の経済と軍事拡張の両面で拡張すべきだと思うよ。」